私はSSDをなめていた。
というより、完全に後回しにしていた。
今でも使っているパソコンは、普通にハードディスク。
電源を入れてから、画面が落ち着くまでしばらく待つ。
ファンの音を聞きながら、「まあこんなもんだろう」と自分に言い聞かせる。
でも、SSDの話を聞くたびに、心のどこかがチクっとする。
起動が速い、動作が軽い、戻れなくなる。
そんな言葉を目にするたびに、
「知ってたけど、変えなかった自分」が思い出される。
正直、今さら感はある。
買い替えるほどでもない、まだ動いている。
そうやって理由を並べて、今日もハードディスクの回転音と付き合っている。
待ち時間の数十秒は、小さなことのようでいて、
積み重なると意外と大きい。
クリックしてから反応するまでの間に、
集中力が少しずつ削られていく。
AIに「SSDにしたほうがいい?」と聞けば、
たぶん即答で「はい」と返ってくるだろう。
だから私は、あえて聞かない。
答えがわかっている質問ほど、つらいものはない。
それでも、この後悔は無駄じゃない気もしている。
パソコンの遅さにイライラするたび、
「次は同じ失敗をしない」と思い出せるからだ。
SSDをなめていた過去の自分へ。
今の私は、ちゃんと反省している。
あとは、踏ん切りをつけるだけだ。
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