ふと気がつくと、ソファに寝転んでスマホを見ているときの自分と、パソコンの前に座っているときの自分は、姿勢がまるで違います。
ソファでは、背中は丸まり、首は前に落ち、足はどこかに投げ出されている。それがデスクに向かって椅子に腰をおろした瞬間、なぜか背筋がすっと伸びる。誰かに「姿勢を正しなさい」と言われたわけでもないのに、です。
今日はこの「少しだけ背筋が伸びる理由」を、ゆるく考えてみたいと思います。
理由① 「ここは作業をする場所」という合図になっている
人は、場所や道具と行動を結びつけて覚える生き物だといわれます。
布団に入ると眠くなる。台所に立つと料理モードになる。それと同じで、デスクに座り、パソコンの画面が目の前にある状態は、体にとって「さあ、何かを始める場所だ」という合図になっているのだと思います。
画面が点いた瞬間に気持ちが切り替わる感覚、ありませんか。あれは、毎日のようにその場所で作業をしてきた、積み重ねの結果なのかもしれません。
理由② 画面の位置が、自然と目線を上げてくれる
スマホを見るとき、私たちは顔を下に向けがちです。一方でパソコンは、画面が目の高さ近くにあります。
目線が少し上がると、あごが引け、首が伸び、結果として背中もつられて起きてくる。体のつくりとして、理にかなっているわけです。
もちろん、ノートパソコンを膝の上で使えば話は別ですが、デスクと椅子、そして画面の高さがそろったとき、体は思った以上に素直に整ってくれます。
理由③ 両手がキーボードの上にあると、体の軸ができる
キーボードに手を置くと、両肘がほぼ同じ高さに揃って、体の左右のバランスが取りやすくなります。
片手でスマホを持っているときは、体のどちらか一方に寄りかかりがちです。ところが両手を前に出してキーボードを打つ姿勢は、体の真ん中に一本の軸が通るような感じがします。
ちょっとした違いですが、この「軸ができる感覚」が、背筋の伸びにつながっている気がします。
理由④ 「ちゃんとしたい」という気持ちが、体に出る
いちばん大きいのは、これかもしれません。
パソコンの前に座ると、メールを書く、資料をつくる、調べものをする、文章を書く。どれも「ちゃんとやろう」と思う作業が多いですよね。
気持ちが少しだけ引き締まると、体は正直です。意識していなくても、背中や肩にその気持ちが出てくる。逆にいえば、背筋を伸ばすことで、気持ちのほうも引き締まってくれることもあります。
体と気持ちは、思っている以上に、お互いを引っ張り合っているのだと思います。
背筋が伸びたあとに、できるだけ続けたいこと
とはいえ、座った瞬間は伸びていた背筋も、30分もすればだんだん丸くなってきます。これはもう、仕方のないことです。
だからこそ、次のような小さなことを、無理のない範囲でやってみるのがおすすめです。
- 画面の上端が目の高さに近くなるように調整してみる
- 足の裏が床につくように座り直してみる
- 1時間に一度は立ち上がって、軽く伸びをする
- 「あ、丸くなってきたな」と気づいたら、深呼吸をひとつする
どれも大げさなことではありません。気づいたときに、ちょっと整える。それだけで、夕方の疲れ方が違ってきます。
まとめ
パソコンの前に座ると背筋が伸びるのは、
- 場所と行動が結びついているから
- 画面の高さが目線を上げてくれるから
- 両手のキーボード姿勢が体の軸をつくるから
- 「ちゃんとしたい」という気持ちが体に出るから
こんな理由が重なっているのだと思います。
毎日なんとなく座っているデスクですが、そこには「気持ちと体を整えてくれる力」が、意外とあるのかもしれません。
今日、パソコンの前に座るとき、ほんの一瞬だけ「あ、背筋が伸びたな」と気づいてみてください。それだけで、いつもの作業が少しだけ丁寧になるはずです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
PR
コータのAmazonページへ
コータのAIイラスト、Xページへ
コータのユーチューブページへ
よろしければ、
のぞいてみてください