夕方になると、肩がガチガチ。右手の付け根がじんわり重い。腰も、なんとなくだるい。
仕事終わりにそんな状態になるのが当たり前すぎて、「パソコン作業ってこういうものだよな」と思っていました。歳のせいか、運動不足か。そうやって、疲れの理由を自分の体だけに探していたんです。
そんなある日、ふと気づきました。
もしかして、疲れているのは「体」じゃなくて「環境」のほうでは?
何年も使っていた「とりあえず」の椅子とマウス
思い返せば、私の椅子は引っ越しのときに「とりあえず」買ったものでした。座面は少しへたって、背もたれも角度が決まらない。マウスは、パソコンを買ったときについてきたおまけです。
どちらも壊れてはいないので、買い替える理由がなかったんですよね。壊れていないものを替えるのって、意外と勇気がいります。
でも、毎日8時間近く触れているものです。ここに無頓着だったのは、冷静に考えるとかなりもったいなかった。
まず椅子を変えてみた
先に変えたのは椅子です。
座ってすぐに分かったのは、「背中が預けられる」という感覚でした。今までは気づかないうちに、背中を丸めて、体を前に倒して、自分の力で上半身を支えていたんです。
椅子を変えてからは、座っているだけで姿勢が勝手に整う。意識して「背筋を伸ばそう」と頑張らなくていい。これが想像以上に大きな違いでした。
数日たつと、夕方の肩の重さが、ほんの少し軽くなっていることに気づきました。劇的に変わるというより、「あれ、今日はそんなに肩が張ってないな」くらいの変化です。でも、毎日のことなので、この差は積み重なります。
次にマウスを変えてみた
椅子で味をしめて、次はマウスです。
手に合う形のものに替えてみたところ、一番変わったのは手首の力の入り方でした。今までは小さいマウスを指先でつまむように握っていて、気づかないうちに手に力が入っていたんだと思います。
新しいマウスは、手のひら全体で包むように持てます。カーソルを動かすのに力がいらなくなって、右手の付け根の重さが、少しずつ気にならなくなりました。
あと地味にうれしかったのは、クリックの感触です。軽く、静かに押せるだけで、作業のリズムが良くなる気がします。気分の問題かもしれませんが、気分も作業効率のうちですよね。
変わったのは「疲れの量」より「疲れの種類」
一番おもしろかったのは、疲れがゼロになったわけではないということ。
仕事をすれば、ちゃんと疲れます。ただ、その疲れ方が変わったんです。
以前は、体のあちこちが固まったような、**「我慢した疲れ」でした。
今は、頭をしっかり使った日の、「やりきった疲れ」**に近い。
同じ「疲れた」でも、夜の気持ちがまるで違います。帰りにスーパーへ寄る元気も残っているし、夜にちょっと本を読む余裕も出てきました。
道具への投資は、ちゃんと自分に返ってくる
今回のことで実感したのは、毎日いちばん長く触れているものにこそ、気を配る価値があるということです。
高いものを買えばいい、という話ではありません。大事なのは、自分の体に合っているかどうか。ショップで実際に座ってみたり、手に持ってみたりするだけでも、「あ、今までのは合ってなかったんだ」と気づけると思います。
もし今、「パソコンを使うと夕方にぐったりする」という方がいたら、体力のせいにする前に、椅子とマウスを見直してみてください。意外なところに、疲れの原因が隠れているかもしれません。
私はこれからも、この快適な環境で、のんびりパソコンと付き合っていこうと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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