朝、パソコンの前に座る。
コーヒーを一口すすりながら、「今日もCtrl + Zで何でも戻せる世界ならいいのに」と思う。
でも現実は甘くない。
昨日のミスも、言ってしまった一言も、寝坊して飛ばした予定も、全部Ctrl + Zでは戻せない。
「あぁ、昨日の私よ、なんであんなメール送った…」と画面を見ながら小さく溜息。
仕事中も同じだ。
間違った数字を入力したとき、ExcelにCtrl + Zを連打する自分がいる。
でも人生の入力ミスは、いくら連打しても消えない。
「くそ、リアルは無限Undoに対応していない」と心の中で嘆く。
昼休み、カフェでふとスマホを見ると、送ったメッセージが誤爆していることに気づく。
「Ctrl + Z…!あぁ、今こそ君が必要だ…」と思うが、届いた相手はもう笑っている。
人生、Undoボタンはないのだ。
でも考えてみれば、戻せないからこそ面白い。
昨日の失敗も、変な発言も、冷めたコーヒーも、全部私の日常の味付けになっている。
「戻せないけど、笑える」――これが現実という名のスパイスだ。
夕方、画面を閉じるとき、私は小さく笑う。
Ctrl + Zは万能ではないけれど、笑いと少しの諦めがあれば、日々はなんとか進む。
そして明日もまた、戻せない日々をちょっとだけ楽しむのだ。
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