パソコンの前に座ると、世界が静かになる。
画面と私、そしてコーヒーカップだけがこの宇宙の住人だ。
集中しようとすると、途端に体は微妙に前傾し、指先はキーボードの上で小さな戦いを始める。
「今こそ、私の全能力を使う時…!」と思った瞬間、右手の小指がスペースキーに迷子になる。
孤独な集中の中で、自分と自分が戦っているのだ。
画面の向こうには無限の作業が広がっている。
タブを切り替え、メールを確認し、調べものをしているうちに、気づけばYouTubeで猫の動画を見ている。
「え、これ集中…?」と思いながらも、脳内では小さなカウントダウンが始まっている。
孤独な集中は、ときに厳しい修行だ。
でも、笑える瞬間もある。
例えば、真剣にコードを書いていたら、自分のタイプミスで画面が真っ赤になる。
「お、おう…集中しすぎて自爆したか」と、独りツッコミを入れるしかない。
コーヒーは既に冷め、周囲の世界は存在しているのに、私の意識は完全に画面の中にある。
孤独だけど、誰にも邪魔されず、誰にも理解されなくてもいい、そんな自由な時間。
そして気づけば、何かはかどったような気がする。
「今日も孤独な集中、無事終了…いや、猫動画のせいで完全に中断されたけど」と小さく笑う。
パソコンの前で、孤独に、ちょっと笑いながら集中する。
これもまた、私だけの小さな冒険なのだ。
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